アリュールは、フランス語の動詞 aller から派生した女性名詞。
身のこなし、自分の見せ方、姿勢、態度という意味です。
(エレガントなアリュール、上品なアリュールなどと使います)
シャトー カノンのワインには様々なアリュールがあり、各ヴィンテージの質や特徴を表現しています。
エレガントなもの、バランスがよいもの、あるいは極限と言えるもの。
特徴はそれぞれ異なりますが、同じテロワールを表現しています。
毎年同じスタイルを維持しつつ、その年ごとにニュアンスの異なる多彩な変化を生み出しています。
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ヴィンテージを検索 のアリュール
素晴らしい年の偉大なワイン。特筆すべき格調を持っています。年を経てもその鮮明さが衰えることはありません。驚くほど複雑なアロマを持ち、チョコレート、カカオ、キャラメルのニュアンスがあります。フレッシュで的確、さらに意外なほど清廉でありながら、非常に心地よい余韻が続きます。フランス流エレガンスの結晶と言えるでしょう。
クラシックなワインを生んだ年です。琥珀色に近い、赤い屋根瓦のような色を纏っています。タンニンを感じるテクスチャーは活力がありつつも、ヴェルベットのようになめらかです。口当たりは、クルミのニュアンス。偉大なヴィンテージである印を明確に示しており、フレッシュさとこれからの成熟の可能性を併せ持っています。黒果実、ヴァニラ、チョコレートを想起させる複雑なブーケが現れます。
時間とともに素晴らしくなるこのヴィンテージが、あまり高い評価を得られていないとすれば、それは不当なことです。上品で繊細なこのワインは、まずブラックベリーとプラムの香りを放ちます。その後、甘草とナツメグのニュアンスにより、豊満さ、粘り強さ、鮮明さが表現されます。最後に、ブラックベリーとスパイスの滑らかなアロマに充たされます。まさに的確なこのワインは、この15年で最高のヴィンテージの一つと言えるでしょう。
革やチョコレート、そして焙った香りが、繊細かつエレガントに現れます。ふくよかなテクスチャーが口の中に広がり、ヒマラヤ杉やアカシア、オレンジ フラワーの香りが、トーストしたニュアンスやスモーキーさに移行していきます。的確かつ上品なワインで、極上の心地よさをもたらします。
エレガンス2001Verity Smith
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ヴィンテージを検索 のアリュール
85年以上ボトルの中でゆっくりと成熟したこのワインは、他に例を見ない見事なバランスを持っています。構造のバランスが完璧に取れており、香りも素晴らしく、ヴァニラが溶け込むような感じがします。その後、白トリュフやパン・デピス、蜂蜜、蜜蝋のアロマが続きます。口に含むと、厚みが感じられるにもかかわらずタンニンは非常に繊細です。シャトー カノンにとって規範となる、至高に近いワインであり、20世紀の4大ヴィンテージの1つと見なされるのは当然と言えるでしょう。
この伝説的なヴィンテージは非常に美しい煉瓦色をしており、香りもエレガントに変化します。なめらかでヴェルベットのような口当たりに、タプナードやトリュフのニュアンスが伴います。時間が経つにつれて第3アロマが、フレッシュさを保ちつつプルーンやブランデー、マルメロのようなアロマへと成熟していきます。ふくよかな存在感を示すしなやかなワインで、歴史的建築を想わせるような力強さがあります。
新しい世紀への架け橋となったこのヴィンテージは鮮明な赤色で、よく成熟しています。ドライフラワーと蜂蜜の香りを持ち、口に含むとまず、ふくよかさとともに非常に繊細なタンニンが表現されます。たっぷりとした厚みがあり、余韻が非常に長く続きます。
このヴィンテージは、がっしりとした最高級のグラン・クリュの格を持っています。口に含むとすぐにミネラルが前面に出てきますが、やがて赤果実や黒果実がたっぷりと味わえます。ルバーブをはじめとする植物の力強い香りの活力あるワインで、口の中を濃密なテンションで満たします。1928年のヴィンテージに似ており、より引き締まった側面があるものの、この年ならではのフレッシュさを大いに感じられます。イギリス紳士のような厳格さが混じったエレガンスを想起することができます。熟成の大きな可能性を持っています。
審美性1982Alexander Gilkes
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淡い煉瓦色をしたワインで、しっかりとした、かつ複雑な香りを持っています。程よいストラクチャーとバランスがあり、果実感と酸味による心地よい余韻が残ります。
歴史的に見ても極めて常軌を逸した気候条件で造られた、驚くべきヴィンテージです。エキゾチックなアロマとともに、パイナップルやパパイヤ、パン・デピスなどの微かな酸味が、ジャスミンをはじめとする白い花々に混じり合うのが感じられます。自然な酸味を持つ力強いワインとなっています。
鮮やかな赤を纏ったこのワインは、口の中ではユーカリのメンソールを感じさせます。成熟が進んだヴィンテージにもかかわらず、心地よいフレッシュさが表れています。全ての視点で極限的な条件の年であり、特に猛暑であったため、最終的にはクラシックなワインに仕上がっています。日照が多かったことは、時間の経過とともに、スパイスのアロマの存在感として現れます。
鮮明な美しい赤を纏い、非常に複雑な香りを持ち、口に含むと安定感とテンションがあります。このワインは活力があり、程よい酸味と豊満さが組み合わさる様子は、まさに素晴らしいヴィンテージの印と言えます。おそらく、1995年以来、最高のヴィンテージでしょう。時間を経てアロマはスパイシーになり、甘草、パン・デピス、スミレ、チョコレートのニュアンスが加わりつつ、少しミントがかったフローラルのアロマも感じます。確固たる魅力を持ったワインです。
極限性2003Xavier Kuhn
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プルーン色がかった瓦のような赤色が、魅力的です。ラベンダーとメンソールを感じる上品な植物のニュアンスは、カベルネ フランの特徴です。口に含むと、程よいバランスとエレガントな余韻を残すとともに、フレッシュさも大いにもたらします。暑さの厳しい年であったにもかかわらず、成熟の兆候は未だ先になりそうなワインです。
飲み始めのアタックが長く続き、複雑ながら上品で繊細な、馥郁としたブーケへと展開します。味わいは程よい酸味があり、フレッシュなフローラルの香りが、下草のニュアンスを加えた革やタバコの香りへ移行します。調和のある晴れやかなヴィンテージであり、そのミネラルがシャトー カノンらしさを表しています。
緋色に反射する見事なガーネット色をしています。赤果実や黒果実、スパイス、チョコレートを感じさせるしなやかで魅力的なワイン。なめらかにとろけるようなタンニンが心地よい余韻を残します。鮮明かつ甘美なフィナーレが味わえます。
テンションとまろやかさを合わせ持つ、調和の感じられるワインです。まず、5月のバラの香りに、パチョリやシャクヤクが混ざったフローラルのブーケを感じます。そしてスパイスがかった果実が口に広がり、その後、ヌガーやカカオのニュアンスが複雑さをもたらします。さらなる熟成が大いに期待できるヴィンテージです。
バランス1989LU SIQING
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他に例を見ない特別なヴィンテージです。目を閉じると、代々伝わる邸宅の優雅な居間の情景が浮かびます。スモーキーで魅惑的な、火打ち石の繊細なアロマが広がります。口に含むと、女性的かつ官能的。トリュフや乾燥させたセップ茸、スパイス、ルバーブのジャムを想起させ、マルメロのニュアンスも感じます。フレッシュさと心地よく残る余韻は、パチパチと火がはじける暖炉で暖まりながら指先でカシミヤのクッションを撫でるよう。この時が永遠に続いてほしいと願う感覚です。
深いルビーの色に続いて、デリケートかつ複雑なアロマが現れます。ブラックベリー、シナモン、アーモンドの香り、そしてボダイジュのようなフローラルのニュアンスもあります。口に含むと、フレッシュさとともに非常に繊細でやわらかいタンニンが感じられます。清廉かつ密度のあるヴィンテージですが豊かさがあり、素晴らしく成熟する潜在力を持っています。
日照が多い年であったため、魅力溢れるヴィンテージとなりました。濃紫色の、なめらかで豊満なワインです。たっぷりとしていてスパイシー。そしてタンニンのバランスも良く、密度のあるストラクチャーです。フルーティなアロマを持ちながら官能的で豊かな特徴を持っています。
鮮やかな深紅色をしたワインで、フレッシュでエレガントな香りを持ち、スグリとラズベリーのアロマがスパイス感へ移行します。口に含むと、テロワールを感じます。的確で、よく響き渡り、そして軽やか。タンニンは洗練されていて、シルキー。極上のなめらかさと撫でるように甘美なテクスチャーを持ち、成熟したヴィンテージです。最後に、心地よい余韻によってこのワインの上品さが明らかになります。
肉体性2015Alice Renavand
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素晴らしい年の偉大なワイン。特筆すべき格調を持っています。年を経てもその鮮明さが衰えることはありません。驚くほど複雑なアロマを持ち、チョコレート、カカオ、キャラメルのニュアンスがあります。フレッシュで的確、さらに意外なほど清廉でありながら、非常に心地よい余韻が続きます。フランス流エレガンスの結晶と言えるでしょう。
クラシックなワインを生んだ年です。琥珀色に近い、赤い屋根瓦のような色を纏っています。タンニンを感じるテクスチャーは活力がありつつも、ヴェルベットのようになめらかです。口当たりは、クルミのニュアンス。偉大なヴィンテージである印を明確に示しており、フレッシュさとこれからの成熟の可能性を併せ持っています。黒果実、ヴァニラ、チョコレートを想起させる複雑なブーケが現れます。
時間とともに素晴らしくなるこのヴィンテージが、あまり高い評価を得られていないとすれば、それは不当なことです。上品で繊細なこのワインは、まずブラックベリーとプラムの香りを放ちます。その後、甘草とナツメグのニュアンスにより、豊満さ、粘り強さ、鮮明さが表現されます。最後に、ブラックベリーとスパイスの滑らかなアロマに充たされます。まさに的確なこのワインは、この15年で最高のヴィンテージの一つと言えるでしょう。
革やチョコレート、そして焙った香りが、繊細かつエレガントに現れます。ふくよかなテクスチャーが口の中に広がり、ヒマラヤ杉やアカシア、オレンジ フラワーの香りが、トーストしたニュアンスやスモーキーさに移行していきます。的確かつ上品なワインで、極上の心地よさをもたらします。
エレガンス1955Anna mouglalis
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ヴィンテージを検索 のアリュール
プルーン色がかった瓦のような赤色が、魅力的です。ラベンダーとメンソールを感じる上品な植物のニュアンスは、カベルネ フランの特徴です。口に含むと、程よいバランスとエレガントな余韻を残すとともに、フレッシュさも大いにもたらします。暑さの厳しい年であったにもかかわらず、成熟の兆候は未だ先になりそうなワインです。
飲み始めのアタックが長く続き、複雑ながら上品で繊細な、馥郁としたブーケへと展開します。味わいは程よい酸味があり、フレッシュなフローラルの香りが、下草のニュアンスを加えた革やタバコの香りへ移行します。調和のある晴れやかなヴィンテージであり、そのミネラルがシャトー カノンらしさを表しています。
緋色に反射する見事なガーネット色をしています。赤果実や黒果実、スパイス、チョコレートを感じさせるしなやかで魅力的なワイン。なめらかにとろけるようなタンニンが心地よい余韻を残します。鮮明かつ甘美なフィナーレが味わえます。
テンションとまろやかさを合わせ持つ、調和の感じられるワインです。まず、5月のバラの香りに、パチョリやシャクヤクが混ざったフローラルのブーケを感じます。そしてスパイスがかった果実が口に広がり、その後、ヌガーやカカオのニュアンスが複雑さをもたらします。さらなる熟成が大いに期待できるヴィンテージです。
バランス2014Nicolas Audebert